看護師の仕事は本当に3Kなのか

看護師の仕事は3Kすなわちキツイ、キケン、キタナイと嫌われる傾向にありました。女性が職に就くことが珍しく、就いてもその仕事内容は期待をされているものではなかった時代では、他の仕事に比べて看護師はキツイ仕事だったと言えますが、それはもう昔の話です。(こちらのサイトが3K労働についてまとまっています。→http://what3ksyokuba.com/

どの職場でも皆がそれなりに仕事をすることが求められる時代、楽な仕事なんて無いでしょう。皆が一生懸命に働き、時に叱られ、成長していくものです。看護師だけが特別にキツイ仕事というわけでありません。病気の患者さんのお世話をするわけですから命の危険とは隣り合わせですが、それを防ぐために様々なトレーニングを積みます。トレーニング無しで医療の仕事をするのは、例えるなら運転免許なしで車を運転するのと同じです。けれども不運に事故に遭うかもしれません。きちんとトレーニングを積めば普通の危険は回避出来ます。

動けない患者さんの下の世話をしたりするのでキタナイ仕事と言われます。しかし排泄物や嘔吐物もまた、身体から発せられる大事なサインの一つです。血液検査やレントゲン写真と同じように、気にかけなければならないことの一つでです。

このように大変な看護師の仕事ですが、お世話をしていた患者さんが元気になって退院していく笑顔や感謝の言葉に、多くの看護師がやりがいを感じているはずです。亡くなられて悲しい時も、家族の方にかけられる言葉に逆に救われたりします。仕事を続けられるかどうかは、やりがいの大きさに比例するといっても過言ではないでしょう。看護師はそのやりがいが直接的に感じられる素晴らしい仕事なのです。